そもそも一般的なベッド用マットレスは、床に直置きするのには不適切なアイテム。ゆえに、直置き可能なマットレスを利用することを前提とした話となりますが。
床(主にフローリング床)にマットレスを直置きして利用する上で、最も大きな課題となるのが、「マットレス底部のカビ発生問題」です。
そこで、必要となるのが「カビ対策(マットレス底部)」なんですね。
ここでは、マットレスを床置き(フローリングなど)利用する上で心がけておきたい「カビ対策」をご紹介したいと思います。
そもそも一般的なベッド用マットレスは、床に直置きするのには不適切なアイテム。ゆえに、直置き可能なマットレスを利用することを前提とした話となりますが。
床(主にフローリング床)にマットレスを直置きして利用する上で、最も大きな課題となるのが、「マットレス底部のカビ発生問題」です。
そこで、必要となるのが「カビ対策(マットレス底部)」なんですね。
ここでは、マットレスを床置き(フローリングなど)利用する上で心がけておきたい「カビ対策」をご紹介したいと思います。
具体的な「カビ対策」のお話をする前に
まずは・・。
「何故、マットレス底部にカビが発生してしまうのか?」
の理由・仕組みについてお話しておきたいと思います。
マットレスにカビを発生させてしまう、原因として下記3つの要素があります。
1.部屋(寝室)の湿度が高い
2.床とマットレスの間の「温度差」が大きい
3.マットレス内部の湿度が高い(水分過多)
上記2つ以上の要因が重なった時、マットレス底部にカビが発生しやすくなります。
マットレスと床(フローリングなど)との間の「湿度(水分量)が高い」状況下にて、床表面(マットレス接地面)とマットレス底部との
温度差が大きいと、その間で結露が発生します。
その結露水がマットレス底部を濡らし、マットレスの暖かな環境と重なることで、カビが発生するのです。
ゆえに、上記に記した「カビ発生の3つの要因」それぞれを解消する(適切な状態に保つ)ことが、具体的なカビ対策
となるのです。
”カビの発生”というと、高温高湿度となる夏季節を思い浮かべる方が多いと思われますが・・・。
実は、近年、マットレスにカビが発生することが多いのが冬時期なのです。
その理由が
●冬時期に”加湿器”を使用する家庭が増えた。
●床(フローリング)とマットレスとの温度差が大きくなりやすい。
ということ。
本来、気温が低くなる冬時期は、”低湿度環境”となるのが自然な姿なのですが・・・。
加湿器利用が増えるとともに、温度環境にそぐわない、湿度環境となってしまう
ケースが増加。
その結果、室内のいたるところで「結露」が発生。冬時期なのにも関わらず、カビが増加傾向となっているのです。
特に結露が発生しやすい”温度差のあるマットレス底部”にて、カビが発生することに。(ベッド利用でも同様にカビが生じます。)
ゆえに、基本として、夏時期はエアコンを使用して積極的な「除湿」を行うこと。
冬時期は、加湿器は控えめな設定にて、「やや低湿度(他季節との比較)」と思える環境を心がけていただければと思います。
床(フローリングなど)とマットレスとの温度差が大きくなりやすいのが冬時期です。
特に近年、住宅床仕様の主流となっている「フローリング」は、冬時期、表面温度が低くなりやすいもの。冬に
フローリングが冷たく感じることがありますよね。
対して、直床利用が可能なマットレスは”断熱性””保温性”に優れており、就寝中、人の体温を逃がしにくい
仕様となっています。
そんな状況下にて、床(フローリングなど)とマットレスとの温度差が大きくなることに。
この”温度差”を解消するための対策として、効果的なのが「アルミ保温シートの活用」です。
”アルミ保温シート”をマットレスと床の間に敷くことによって、「床からの冷気を防ぐ」効果が期待できます。
とはいえ、主には「マットレスの暖かさ(熱)を床に逃がさない」という効果が期待できるアイテム。
アルミシート自体は、断熱材ではありません。
”100均”などでも、格安のアルミシートが販売されていますが、ペラペラの薄いもの。”保温性”は期待出来ても、
”断熱性”はあまり期待できません。
ゆえに、マットレスのカビ対策として利用するのであれば、下記(ワイズ 保温シート アルミホットンシート)のような、断熱材と組み合わせて作られた、厚みのあるアイテムを選ぶようにしましょう。
人は、睡眠中に多くの汗を発散します。その汗の大半(70%程度)がマットレス・敷布団に吸収されることに。
マットレスに吸収された水分(汗)は、徐々に重力によって、マットレス底部へと集まっていきます。
これがマットレス底部の湿気(結露)の主たる要因なのです。
結露を防ぎ、カビを発生させないためには、「マットレスの除湿」がとても効果的な対策となります。
そのための、具体的な対策となるのが
●マットレスの定期的な陰干。
●マットレス用の除湿シートの活用。
です。
特に、「マットレス用除湿シート」は、マットレス内部の湿気を積極的に取り除いてくれる他、床の湿気も
吸収してくれますので、最も効果的なカビ(結露)対策となります。
マットレス専用の除湿シートは、数日おきに天日干しをすれば、再び、除湿力が回復。繰り返し使用できますので、
とても効率的なアイテムと言えます。
”スノコの利用”も除湿効果が期待出来ますが、上記2つの対策(陰干、除湿シート)と比較すると効果は低いのが
実状です。
●マットレス直置き※すのこ利用のメリットとデメリット
「すのこ利用」に関する詳細は、上記記事をご参照いただければと思います。
一般的に、マットレスを直置き利用する上での”カビ対策”として「アルミシート」が推奨されているケースを見かけますが。
”アルミシート”は、あくまでもマットレスの暖かさ(熱)を逃がさない保温機能を主目的としたアイテム。
床との「温度差」は解消できますが、「マットレスの湿気」を少なくすることは出来ません。
逆に、”マットレス用除湿シート”は、「マットレスの湿気」を解消(除湿)してくれると共に、床からの冷気を
防ぐ(小さくする)「断熱性」を兼ね備えています。
床との「温度差」も解消してくれますので、マットレスのカビ対策(結露)として、アルミシートよりも、機能性に優れている
(効果的)なアイテムに。
マットレスを直置き利用する時には、「マットレス用除湿シートの活用」を検討してみてはいかがでしょうか。